【ご注意】できるかぎり誤った情報を出さないように心がけて書いてますがこの記事の執筆者はお医者さんでもなければ医療従事者でもなんでもないただの一般ピーポーなのでその点をご了承いただきつつ内容はご参考までにお読みくださいませー。
ガン話が爆速で進んでいく
「この話って、もう間違いなく確定の話……?」
便潜血検査陽性から大腸カメラ受けてその日にガンと思しきものが見つかって、追加で注腸検査受けて帰ってきて、ひと通り事の次第を説明した水曜日の夜にヌシ様が言ったセリフです。そりゃまぁビックリしますよね。僕もビックリしましたよ。
ただ、振り返るとヌシ様のほうが、「万が一」を思っていたような気もします。便潜血検査の陽性も、言い換えると「大腸がん検診で陽性だった」ということだし、実際にそれをクチに出して今回の病院の電話予約をしている時からヌシ様が心配そうに何事なのかとわざわざ様子を伺いに来ていました。なまじ知識を仕込んでしまって「まさかまさか自分がガンになってるなんてことはきっとないでしょ」と勝手に思い込んでいた僕よりも、ヌシ様のほうが率直に「がん検診で陽性」という事実を受け止めていたということかと思います。だから大腸カメラを受けに僕が出かけていった時から、僕のお気楽ぶりとは反対に「もしかして……」という気持ちをヌシ様は抱いていたのでしょう。どちらの反応がもっともらしいかは難しいところでどちらもありがちかと思いますが、今回は「悪い方の予想」のヌシ様が当たってしまっていたようで。
もちろんこの時点で確定診断なんて出ていないのですが、あの時の雰囲気はどう考えても「ガンでないワケがない」というようなものだったから自分でもそう捉えようとしていたので、ヌシ様には感じたまま、思ったままのことを伝えました。ヌシ様は「看護師さんに犬の話をしたら、犬のためにも早く治さないとって言われた」というくだりのところで「たぶんもう間違いないんだ」と納得したそうです。なんでそこだったんでしょうね。
寝て起きて翌日の木曜、予約してもらったCT検査を受けに病院へ。この日は受付からさほど待たされずに検査してもらえました。機械にかかる前に薬を注射されます。「じんわりと体が熱くなってきますが薬の影響で正常な反応ですから心配しないでくださいね」と言われましたが、検査が始まってほどなく、言われた通りに体が熱くなるのを感じました。なるほどコレは事前に教えてもらってなかったらちょっと驚いたり不安になったりするかもしれない。
CT検査は30分もせずに終わり、お会計を済ませて帰ろうと自分の番号が案内板に表示されるのを待っていたら、表示ではなく館内放送でお呼び出しがかかるではないですか。何かと思ったら窓口の係の方から「先生から追加で指示が出たので心電図も受けてから帰ってください」とな。不意打ちが続くなぁガンってだけでもう十分ビックリだけど。そこからまた心電図を受けに行き、最初の検査から1時間くらいで病院を出たのでした。
また次の日にはB先生の診察があるからと木曜の夜は僕の(ほぼ)ガンについてはヌシ様とさほど話をしなかったのですが、少し悩んだことがありました。それは翌月、2月の連休に予定していた旅行のこと。この時点ではまだ入院やら手術やらの日程が決まっていなかったので行こうと思えば行けたのですがまぁごく当たり前の感覚としてヌシ様が猛反対で日程ウンヌンではなくそもそも旅行してる場合じゃないだろと。それはごもっともとして、まだひと月以上先だったのでキャンセルは問題なかったのですが、問題だったのはその旅行がウチだけでなくフィオ家と一緒に行く予定だったということです。しかも別動ではなく一緒にウチのクルマで行く予定だったのでウチが行かない時点でフィオ家もほぼ強制キャンセル。なので早めに知らせてお詫びをせにゃ……「……なんて説明する……?」うーむ、悩みます。ともあれまずは次の日の診察を受けて考えようということになりました。悩んだ末に結局あっさりと事情を全暴露しちゃうのですが。
そしてやってきたB先生の診察、金曜日。運命の大腸カメラが遠い昔のようにも思えたし逆にまだ2日しか経ってないとも思いましたが、大腸カメラから生検、血液検査、注腸造影、CT、心電図ともりもりやっていただいてさぁB先生の診察はというとあっさりクロ判定で手術日の相談。展開が速い!
「まだ生検の結果は出てないんですけどねー、ほぼ確定です。コレがCTとか結果が出てる検査のプリントで……」
そう言って先生が渡してくれたCTと注腸造影の結果の紙には、「病名」の項目にもうバッチリ「大腸癌」の文字が入ってるではないですか。所見にも「……指摘されている大腸癌原発層を疑う」とか「上行結腸に……進行癌あり」とか書かれてるし。オマケに「検査目的」という項目にはどちらも「術前精査」。つまり大腸カメラで僕の腸にヤバいヤツを見つけた時点でB先生はもう「ガンの手術をする」というテイで動いてくださってたワケですね。ココでは僕はもう既にガン患者。そんな雰囲気感じてはいましたが改めて実感できました。余談ですが、この時に一緒に見せてくれた血液検査の腫瘍マーカーはふたつ(CEA、CA19-9)とも基準値よりずーっと下でした。こんなにリッパな(?)進行ガンがあると言うのに、なるほど「血液検査の腫瘍マーカーだけではガンが見つけられない」というのはこういうことなんですな。
「検査してみたところ、上行結腸というおなかの右側に腫瘍があるとわかりました。肝臓とか、よそへの転移は見つからなかったのでステージは2か3。腹腔鏡手術になりますね。」
ウワサに聞く腹腔鏡手術。いまは大腸ガンの手術だとコッチが主流なんだとか。よくもまぁこんなんで器用に腸が切り取れるもんだと感心します。先生いわく、「開腹手術よりも中が明るくよく見える」んだそう。医療の進歩おそるべし。
「それで手術日なんだけど、ちょうどキャンセルが出て今月、1月の最後の週に入れられるんですけど都合はどうですか? それを逃すと、また1ヶ月くらい先になっちゃうんだけど……」
「ちょうどキャンセルが出たから入れるけど逃したらまただいぶ先」ってなんかまた免許取りに行ってた頃の話みたいだな。ガンの手術ってそんなノリ?
「……ちなみにですけど、やっぱり早くやっちゃったほうがいいんですよ……ね……?」
「うーん、ガンって年単位で進むものだから、この1ヶ月で急にどうこうってことはあんまりないんだけど……でもそのまんまじゃ落ち着かないでしょ」
ごもっとも。そんなワケで、一番早い日程で手術してもらうことになりました。一週間後、手術と入院の説明を受けにまた通院の予約が入ります。B先生は手術はされないとのことで、翌週は執刀医の先生から直接説明していただけるとのこと。
「こんな手術説明のテキストを用意してあるくらいだから、今回の手術はそんな特殊なものではないです。担当の先生ももちろん何度もやってるしね。」
はー、そんな難しい手術じゃーなさそうなカンジだからちょっと安心。
ひと通り説明を聞いた上で、納得、というか覚悟をした上で、一応念のためにココから先で「実はシロでした」なんてことがあり得るのかどうか聞いてみたところ、絶対とは言わないがめったにない、もしあったら報告を上げるレベルというお話でした。やっぱりね。ヌシ様にも妙なことを言わなくてよかったわ。そうだ、ヌシ様と言えば。
「スミマセン、家族のことでご相談がありまして。僕は同居の家族がいるんですが、結婚している相手でもなければ血縁でもない、書類上は赤の他人でしてね……ただ、実際に何年も一緒に生活していて身の回りのことや金銭に関することも血縁者よりその同居家族のほうがずっと話が通るので、面会だったり何かの手続きだったりで病院さん側に家族として扱っていただきたいんですが……」
「あぁ別に構いませんよ(あっさり)。」
そんなモンなんだ。翌週の執刀医の先生の説明にも同席してまったく問題ないとのこと。面会も問題ナシと。あー、そんなモンなんですね。そりゃよかった。
さぁトントン拍子に話が進みました。9日後には入院ですって。え、入院? そっか、手術するんですから入院ですよね。……さーて、どうしたモンだか。


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